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Matcha Latte EV Energy Calculator


4.6 ( 7536 ratings )
ユーティリティ ナビゲーション
開発者 nuit software
0.99 USD

Matcha Latteは、電気自動車が山道を登るときに必要な電気エネルギーを計算するAppです。電気自動車に乗っていると、平坦な道に比べて山道ではバッテリーの持ちが極端に悪くなることがあります。逆に下り坂ではほとんどバッテリーを消費しません。これは、山道を登ったり下りたりする際には、位置エネルギーの変化を伴うからです。上り坂では、通常の走行に必要なエネルギーの他に、車体を持ち上げることによる位置エネルギー増加分のエネルギーを、モーターを介してバッテリーから供給しなければなりません。下り坂では、位置エネルギーの減少分の一部が回生ブレーキからバッテリーに回収されるため、バッテリーの消費が抑えられるのです。
そのため、普段平坦な道を走っている感覚で山道ドライブをすると電費が変わり、走行距離が短くなってしまったり、下り坂では思ったより走行距離が伸びたりするのです。
電気自動車でドライブする際は、電費と走行距離から前もって充電スポットの目星をつけ、ドライブプランを立てることが多いと思います。予定していた充電スポットまでたどり着けないと、ドライブプランが狂ってしまいます。
Matcha Latteでは、この位置エネルギーの変化量を計算することによって、電気自動車で山道ドライブをする際の航続可能距離の計算を助け、ドライブプラン作成の参考にすることができます。
目安として、走行距離に応じた平坦地のバッテリー消費量と、Matcha Latteで計算した位置エネルギーの変化分の合計が、山道を走る際に必要なバッテリー消費量の目安となります。
たとえば、横浜から箱根までは約75kmです。まず、普段平坦な道を走っているときの電費から75kmの走行に必要なバッテリーの容量を計算します。ここでは、仮に50%とします。高低差は約740mです。この高低差での位置エネルギーの変化をMatcha Latteを利用して計算します。仮に計算結果を14%とします。計算結果は、総重量(荷物や搭乗者人数)によって変わります。この場合、50%+14%で64%、最低でも64%のバッテリー容量が必要ということがわかります。実際にはこれ以上の容量が必要となりますが、これ以下ですむことはまずありません。従って、100%充電で出発すればぎりぎり大丈夫だろうけれど、出発時の充電料が少ない場合は途中で充電が必要であり、ある程度走ってから80%充電すれば箱根までたどり着けると予想することができます。

なお、Matcha Latteで計算するのは、純粋に位置エネルギーの変化量になります。実際の走行には、走行そのものに必要なエネルギーや各種ロスで電気が消費されます。坂道を走行する際に「追加で」必要なエネルギーを計算するものであることにご注意ください。
計算値は理論値であり、実際には充放電ロス、転がり抵抗、空気抵抗、エアコン等補機類での消費など各種ロスが発生します。
電気自動車の充電切れには十分ご注意ください。
余裕を持ったドライブプランの作成をおすすめします。
本アプリを用いたことによる充電切れ等、直接的、間接的損害については一切責任を負いません。